【聴く力・話す力のスキルアップ】27【女性セミナー】質問に答えて⑤ひきこもりについて、考えてみよう
この連載では
第1シリーズでは、発達障害を中心とした【学級・学校に適応することが難しい子どもとの係り】について
第2シリーズでは【学力差がある集団への係り】について
第3シリーズでは【一見仲良さそうに見えるなれあい集団内部への係り】について
第4シリーズでは『教職を目指す学生が考える【理想の教師像】』について
そして現在は、シリーズの番外編として、『悩みを抱えている子どもへどのように寄り添うか』について考えています。
そこから『話の聴き方』『話し方』へと、みなさんと一緒に考えてきました。(過去のブログをご覧になってください)
今は、こうした内容についてお話したセミナーのご報告をしています。
市内各区にある【生涯学習センター】では、さまざまな活動が行われています。
センター主催の公開講座 女性セミナー『わたしらしく思いを伝えて~コミュニケーションで広げる可能性~』という7回の連続講座の
内、2回担当しました。
その内容としては、以下のとおりです。
第1回 ①まず、話を聴きましょう 【傾聴を具体的にしてみると】
②どの対応パターンを選びますか? 【アサーティブな対応をしてみると】
第2回 ①話を伝えやすいスキルを会得しよう【自分の言葉で話してみると】
②さぁ、話してみましょう 【ポジティブに具体的に】
このブログを読んでくださっている、みなさんにとっては馴染みのあるものばかりかと思います。
さて、参加者のみなさんは、どなたも熱心に取り組まれていたので、さまざまな角度からの質問をいただきました。
それらは、このブログを読んでくださっているみなさんにとっても、意味あることと思います。
そこで、そのいくつかをご紹介しています。
Q『ひきこもりは怒りの表現と習ったのですが‥祖母と母の関係性から、不登校になった事例を知り、それは祖母と母が仲良くなってく
れないことへの怒りなのでしようか?』
A『もちろん、怒りから生じている引きこもりも不登校もあると思いますが、それだけと限定はできないのでは?と考えます。
せっかく、良い問題提起をしていただいたので、社会的にも大きな問題となっている引きこもりについて、一緒に考えてみましよう。
引きこもりの定義‥学校や仕事に行かずに、他者との関係を持たない時間が6か月以上つづいている状況
今、社会全体で【引きこもり】についての関心が高まっているのは、『5020 8050問題』が大きく取り上げられるようになったからと考
えます。みなさん、ご存じでしょうか。50代の親が、引きこもっている20代の子どもの面倒をみている➡30年の月日が流れると➡80代
の親が年金で、引きこもっている50代の子どもの面倒をみている という問題です。
このこと自体、大きな社会問題と思いますが、とりわけ少子高齢化が急速に進む現状においては、大きな問題となっています。
そして、質問者さんが尋ねられているのは、その原因ですよね。
おそらく、表面上の原因ではなく、その根底にある理由を問われているのだと考えますが‥
厚労省がアップしている統計結果を見ても、さまざまな特徴を見ることができます。
例えば、不登校や会社への出社拒否も原因の上位にあるのですが、ダントツの1位は(その他)なのです。
そして、詳細を調べると、解答者の数だけ理由・原因があるということが、大きな特徴であると考えます。 』
次回へ続けます。
こうした内容ついては、ここでお話するとともに、前回(1月例会)のコミュニケーションカフェ【聴く力・話す力のスキルアップ】に
おいて、参加者のみなさんと一緒に考えたり、練習したりしてきました。
そして、次回(2月例会)のコミュニケーションカフェ(リアル版もOnline版も)では、みなさんからの質問や要望に応えて、「提案す
るときに、どのように話せばよいか」「上司からの提案を断るときに、どのように話せばよいか」といった、リアルな話題を中心として
実践編に取り組んでいきます。
詳しくは、下記のチラシをごらんください。
昨日、リアルのコミュニケーションカフェを開催しました。
次の日曜日(27日)に、Onlineを開催します。
ご都合よろしければ、ご参加ください。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください