【初めの一歩からすべては始まる】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【感情のコントロール】21
今回は、【コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方】を主のテーマとしながら、【感情のコントロール】に焦点を当てています。
その発端として、女子中学生の『友人関係の悩み』に焦点を当ててみました。(詳細は、以前のブログをご覧になってください)
このケースの場合には、『友だち』というものに対しての意識のズレが問題と考えますが、そうした意識のズレが、彼女たちばかりでなく、私たち
自身の生活でも、さまざまなトラブルを起こしているのではないでしょうか?
このようなトラブルの原因となる『意識のズレ』ぱどこから生じているのでしょうか?
そこで、私たちの【ものの考え方】について、取り組むことにしました。
【私たちのものの考え方の流れ】
第一段階 信念(詳細は以前のブログへ)
第ニ段階 思考(詳細は以前のブログへ)
第三段階 感情(詳細は以前のブログへ)
第四段階 生理的反応(詳細は以前のブログへ)
第五段階 行動(詳細は以前のブログへ)
①【攻撃的反応】
②【被攻撃的反応】
③【アサーティブな反応】
【アサーティブなスキル紹介】
その1 アイメッセージ 『上からではなく横から目線』
その2 リフレーミング 『白か黒か』ではなく、『白から黒へのグラデーション』の立場で
その3 悩みの種の整理 『本当に悩んでいる人は、自分が何で悩んでいるかが分かっていない』(前回のブログ参照)
その4 二段構えの作戦 (プランAプランB)
その5 スモールステップ
先日、昨年の夏に初めて富士山に登ったという友人の話を聞きました。(残念ながら、私には無理無理‥)
彼女も忙しい人なので、今流行りの『弾丸登山』かと思ったら‥
『富士山に登頂すると、その前後でやはり心肺機能にかなりの負担をかける』ということで、長い時間をかけて低い山から順に登っていったそうで
す。
「すごいねぇ」と驚いたところ、「まっ、これもスモールステップかな?」との返答でした。
そうかぁ。
なるほど、これもスモールステップですね。
すなわち、『高い目標に一度に到達するのは大変なので、少しずつ目標に向かって進んでいこう』という考え方です。
登山の一合目・二合目なんてまさしくそうでしょうし、みなさんも中学生の頃に取り組んだ『テスト計画表』なんていうものも、その代表例ですよ
ね。
今回のテストの理科の試験範囲が、教科書38ページから75ページとしたら、それを一気に勉強するのは無理なので、「今日は38から53まで。次回
は54から75まで」というように、小さく区切って、対象にアプローチするという考え方です。
思い出しましたか?
この考えを、ぜひ大人になった今も、いえ今こそ活用しましょう。
例えば、『今まで何となく苦手で、挨拶もまともにしたことのなかったAさんと、会社の次のプロジェクトを一緒に担当することになったが、どう
してよいか不安‥』といったケース。
あなたならば、どうしますか?
『今まで挨拶もまともにしたことのない』人と、明日から上手にコミュニケーションをとろうとするのは、現実的ではありませんよね。
まずは、明るく元気に挨拶から始めていきましょう。
「今まで挨拶もしていないし‥」というのは、確かに遠い存在の人でしょう。
しかし、別の視点で考えると、それだけ疎遠ということは「あなたの良いところも知らないでしょうが、良くないところも知らない」とも考えられ
ますよね。
そんな0からのスタートならば、妙な先入観がある関係よりもずっとスタートしやすいと思います。
ここで、あなたに必要なのは『初めの一歩を踏み出す勇気』かもしれませんね。
先ほどお話した、『富士登山』でも『テスト勉強』でも、始めなければ何ともなりません。
『挨拶』ができるようになったら、『お菓子をあげる』でもいいのではないでしょうか。
そんな小さなステップを重ねていくことで、Aさんと一緒にプレゼンする姿を思い描くことができると思います。
まずは、小さなステップから‥
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いてい
ます。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。