【アサーションでWIN WIN】自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~29
【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)
みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ
とがありませんか。
時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向
に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。
そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。
そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに
ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。
そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。
今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。
コミュニケーションスキル
第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください)
第2部 話す力(以前のブログをご覧ください)
第3部 相手との距離の取り方(以前のブログをご覧ください)
第4部 アサーション(以前のブログより継続)
心穏やかで長続きする関係、それがアサーション(アサーティブ)な関係なのです。
① 相手の立場を尊重する
② 自分の考えをしっかり伝える
が原則ですが、『議論』は議論、『人間関係』は『人間関係』と考えずに、ごちゃまぜにして考えるため、混乱そしてトラブルが生じる
のではないでしょうか。
アサーション は、そうした私たちの思考をすっきりさせて、無益なトラブルを生じさせない手法という顔ももっているのです。
私たちが『議論上手』になる、また大人の思考が身につく手法と言ってもいいかもしれませんね。
前回の『ドラえもん』一家のラーメン店での対応を整理してみましょう。(前回のブログより継続)
①ジャイアンの場合
ジャイアンの「何だ、この店は!こんな店、もう二度とくるもんか」という対応(攻撃的対応)に、ジャイアンもお店の人もどちら
も、後味の悪さが残ります。
私たちがこうした対応をしたら、多くの人の心に『後悔』が残るのではないでしょうか。
②のび太の場合
「ウェッ」とひるんだのび太ですが、一方的に我慢するという対応(被攻撃的対応)なので、この『付き合い方』では、トラブルは生
じないでしょう。
私たちがこうした対応をしたら、多くの人の心に『不満』が残るのではないでしょうか。
③しずかちゃんの場合
しずかちゃんは感情的にならずに、状態を伝えるという対応(アサーティブな対応)をし、お店の人も冷静な対応で応えたので、お互
いに嫌な感情は残りません。
私たちがこうした対応をしても、双方が『満足』した状態を迎えられるのではないでしょうか。
いかがでしょうか。
アサーションについて、ご理解いただけたでしょうか。
私たちは、この社会で全く一人で生きていくことはできません。
そうならば、自分も相手も気持ちよい関係づくりを目指したいと考えます。
ぜひ、アサーションを試してみてください。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】
を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。