【解決は、悩みの種の整理から】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【感情のコントロール】19

今回は、【コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方】を主のテーマとしながら、【感情のコントロール】に焦点を当てています。

 

その発端として、女子中学生の『友人関係の悩み』に焦点を当ててみました。(詳細は、以前のブログをご覧になってください)

このケースの場合には、『友だち』というものに対しての意識のズレが問題と考えますが、そうした意識のズレが、彼女たちばかりでなく、私たち

身の生活でも、さまざまなトラブルを起こしているのではないでしょうか?

このようなトラブルの原因となる『意識のズレ』ぱどこから生じているのでしょうか?

そこで、私たちの【ものの考え方】について、取り組むことにしました。

【私たちのものの考え方の流れ】

第一段階 信念(詳細は以前のブログへ)

第ニ段階 思考(詳細は以前のブログへ)

第三段階 感情(詳細は以前のブログへ)

第四段階 生理的反応(詳細は以前のブログへ)

第五段階 行動(詳細は以前のブログへ)

攻撃的反応】

【被攻撃的反応】

【アサーティブな反応】

【アサーティブなスキル紹介】

その1 アイメッセージ  『上からではなく横から目線』(詳細は、以前のブログ参照)

その2 リフレーミング  『白か黒か』ではなく、『白から黒へのグラデーション』の立場で(詳細は、以前のブログ参照)

練習問題 (答え合わせをしてみましょう)

『落ち着きない』➡ 活動的・行動力がある・フットワークが軽い など

『おしゃべり』➡ 社交的・情報力豊か・ムードメーカー など

『無口』➡ 口が堅い・無駄口をたたかない・思慮深い など

その3  悩みの種の整理

こういう言葉をご存じですか?

『本当に悩んでいる人は、自分が何で悩んでいるかが分かっていない』

確かにそうだと思います。

例えば、「もうすぐテストだけど、どうしよう」という中学生の悩みは、はっきりしています。

「もうすぐテストだけど、勉強ができていない。成績がどうなるか心配だ」という悩みですね。

悩んでいる中学生にとっては一大事と思いますが、要は「勉強すればよい」わけです。

とても、悩みがはっきりしています。

しかし、さまざまな悩みを抱えている人にとっては、「どうしてよいかが分からない」というのが真実の姿ではないでしょうか。

ですから、まず『悩みを整理』することから始めてみましょう。

私がスクールカウンセラーとして相談室にいたときに、訪ねてきたきた子どもは「先生が、僕の悩みを解決してくれるの?」と訊いてきました。

そこで、私は「私は、君がもっている悩みを整理するのが仕事だよ」と答えました。

みなさんの抱えている、ぐちゃぐちゃにこんがらがっている悩みを整理することから始めましょう。

そして、整理するときのポイントはただ一つです。

それは、『私が悩んで何とかなるか、ならないか』という一点です。

近くにカウンセラーがいたら相談してみましょう。

いない場合には、自分自身でまず書き出してみましょう。

こうすることで、自分が悩んでいることを明らかにしましょう。

 

いかがですか?

まずは、ベンと紙を用意して、今「うーん、困ってる」と思っていることを書き出してみましょう。

「うすうす何とかしなきゃと思ってるけど…表面化することが辛くて…」見ない振りしていることも書いてみましょう。

それができたら、解決への第一歩を踏み出したのです。

さぁ、勇気を出して!

 

次回は、『二段構え作戦』についてお話します。

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いてい

す。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。