【聴く力・話す力のスキルアップ】26【女性セミナー】質問に答えて④「考える」と「活動する」の違い
この連載では
第1シリーズでは、発達障害を中心とした【学級・学校に適応することが難しい子どもとの係り】について
第2シリーズでは【学力差がある集団への係り】について
第3シリーズでは【一見仲良さそうに見えるなれあい集団内部への係り】について
第4シリーズでは『教職を目指す学生が考える【理想の教師像】』について
そして現在は、シリーズの番外編として、『悩みを抱えている子どもへどのように寄り添うか』について考えています。
そこから『話の聴き方』『話し方』へと、みなさんと一緒に考えてきました。(過去のブログをご覧になってください)
今は、こうした内容についてお話したセミナーのご報告をしています。
市内各区にある【生涯学習センター】では、さまざまな活動が行われています。
センター主催の公開講座 女性セミナー『わたしらしく思いを伝えて~コミュニケーションで広げる可能性~』という7回の連続講座の
内、2回担当しました。
その内容としては、以下のとおりです。
第1回 ①まず、話を聴きましょう 【傾聴を具体的にしてみると】
②どの対応パターンを選びますか? 【アサーティブな対応をしてみると】
第2回 ①話を伝えやすいスキルを会得しよう【自分の言葉で話してみると】
②さぁ、話してみましょう 【ポジティブに具体的に】
このブログを読んでくださっている、みなさんにとっては馴染みのあるものばかりかと思います。
さて、参加者のみなさんは、どなたも熱心に取り組まれていたので、さまざまな角度からの質問をいただきました。
それらは、このブログを読んでくださっているみなさんにとっても、意味あることと思います。
そこで、そのいくつかをご紹介しています。
Q『知って分かり、頭で分かっても、できるようにするには、常に考えることでしょうか』
A『質問されている事柄が、漠然としているので、的確にお答えできているか分かりませんが‥
今回のセミナーでは、山本五十六の有名な言葉について、お話しました。
【やってみせ 言ってきかせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かず】です。
ご存じですか?
よく、「うちの子は、本も読まない』と嘆かれる保護者の方がいらっしゃいますが‥
保護者自身は、本を読まれているでしょうか。
例えば、『本を読む習慣のある家庭の子は、本を読む』というように、『やってみせる』ことは大切です。
そして、『本を読もうね』と機会あるごとに話をし、『本を読んだならば、いい体験ができたねと褒める』ことで、その子のやる気を高
めていく。
こうすることで、その子は『自ら、本を読む』ようになっていくと考えます。
この質問の方も、『考える』ことから一歩進んで、実際に活動してみましょう。
実際に活動してみると、頭の中で考えているときには、『分かったつもりになっていたことが、実は分かっていなかった』ことに気づく
ことって、多いですよ。
勇気を出して、初めの一歩を踏み出してみましょう』
いかがでしょうか。
こうした内容ついては、ここでお話するとともに、前回(1月例会)のコミュニケーションカフェ【聴く力・話す力のスキルアップ】に
おいて、参加者のみなさんと一緒に考えたり、練習したりしてきました。
そして、次回(2月例会)のコミュニケーションカフェ(リアル版もOnline版も)では、みなさんからの質問や要望に応えて、「提案す
るときに、どのように話せばよいか」「上司からの提案を断るときに、どのように話せばよいか」といった、リアルな話題を中心として
実践編に取り組んでいきます。
詳しくは、下記のチラシをごらんください。
昨日、リアルのコミュニケーションカフェを開催しました。
次の日曜日(27日)に、Onlineを開催します。
ご都合よろしければ、ご参加ください。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください