【聴く力・話す力のスキルアップ】24 【女性セミナー】(生涯学習センター主催)の報告②
この連載では
第1シリーズでは、発達障害を中心とした【学級・学校に適応することが難しい子どもとの係り】について
第2シリーズでは【学力差がある集団への係り】について
第3シリーズでは【一見仲良さそうに見えるなれあい集団内部への係り】について
第4シリーズでは『教職を目指す学生が考える【理想の教師像】』について
そして現在は、シリーズの番外編として、『悩みを抱えている子どもへどのように寄り添うか』について考えています。
そして、そこから『話の聴き方』『話し方』へと、みなさんと一緒に考えてきました。(過去のブログをご覧になってください)
今回は、こうした内容についてお話したセミナーについて、報告します。
市内各区にある【生涯学習センター】では、さまざまな活動が行われています。
自主的サークルが主催する活動もありますし(私自身、学級経営学習会というものを実施しています)、センター自身が主催する活動も
あります。
今回は、センター主催の公開講座 女性セミナー『わたしらしく思いを伝えて~コミュニケーションで広げる可能性~』という7回の連
続講座の内、2回担当しました。
その内容としては、以下のとおりです。
第1回 ①まず、話を聴きましょう 【傾聴を具体的にしてみると】
②どの対応パターンを選びますか? 【アサーティブな対応をしてみると】
第2回 ①話を伝えやすいスキルを会得しよう【自分の言葉で話してみると】
②さぁ、話してみましょう 【ポジティブに具体的に】
このブログを読んでくださっている、みなさんにとっては馴染みのあるものばかりかと思います。
さて、参加者のみなさんは、どなたも熱心に取り組まれていたので、さまざまな角度からの質問をいただきました。
それらは、このブログを読んでくださっているみなさんにとっても、意味あることと思います。
そこで、そのいくつかをご紹介します。
Q『【聴く力・話す力】の基本として、相手の言葉を待つというのが正しいのは分かるが、相手がちっとも話さないときには、どうすると良いのか?』
A『この方が言われるょうに、相手の話を聴くためには、こちらの言いたいことを言うばかりではなく、相手が口を開くのを待つことが大切です。なぜならば、【言わない】こと自体が、深い意味をもつこともあるからです。私たちは、相手の話を聴いていても、ついつい「あー分かった。分かった。それは○○と言うことだよね」とか、「私も同じ体験をしたからよく分かる。そういう時には、△△すればいいんだよ」と言ってしまうことって、ありませんか?でも、果たして本当にそうでしょうか。一見同じような出来事でも、みなさんが体験した時と今では、時代も状況も違います。例えば、何年か前には、コロナなんてありませんでしたよね。マスクなんて、誰もしていなかったですよね。それだけでも、ずいぶんと違うと思います。そして、あなたとその人は違うということです。あなたの価値観とその人の価値観は同じではありません。あなたが「気にしない」ことを、その人はとても「気にする」かもしれないですし、その逆もありますね。ですから、相手が口を開く前に、話し出してしまうことは避けたいです。もし、どうしても話し始めたいならば、「私が先に話してもいい?」と、相手に断ってから話しましょう。そして、もう一つの可能性。酷なことを言うようですが、相手はあなたと話したくないのかもしれません。この可能性も考えましょう。そして、もしそうならば‥残念ですが、仕方ないですね。何事にも、ご縁というものがあると考えます。この場合は、きっとご縁がなかったのでしょう。去る者は追わずです。あきらめましょう。』
いかがでしょうか。
こうした内容ついては、ここでお話するとともに、前回(1月例会)のコミュニケーションカフェ【聴く力・話す力のスキルアップ】に
おいて、参加者のみなさんと一緒に考えたり、練習したりしてきました。
そして、次回(2月例会)のコミュニケーションカフェ(リアル版もOnline版も)では、みなさんからの質問や要望に応えて、「提案す
るときに、どのように話せばよいか」「上司からの提案を断るときに、どのように話せばよいか」といった、リアルな話題を中心として
実践編に取り組んでいきます。
詳しくは、下記のチラシをごらんください。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください