おめでとう!夢をかなえて小学校の先生になったハッピー物語52 番外編【ジャイアンの指導法】
ハッピーは苦節8年で教員採用試験に合格しましたが、ハッピーに限らず多くのみなさんが、「そんなに長い年月をかけずに、早く合格したい」と思っていることでしょう。そこで、教職・採用試験関係に関するみなさんの疑問について考えています。
Q7 私が担任したクラスに、自分のわがままを通そうとするジャイアンのような子がいたら、どのように指導すればよいですか?
昨日、『みんなの前で、ジャイアンを注意することで、彼も行動を改める』可能性はないとお話しました。そして、その理由として
人前で叱られることで、より一層ジャイアンの態度が悪化するのではないか。
と考えました。みなさんは、どのように指導すれぱ良いと思われますか?
ここで、私の体験をお話させてください。
私が中学校の教師になったときは、(はるか昔ですが)日本中で『荒れた中学校』『校内暴力』が話題になっていたころでした。
そして、もちろん私が勤務していた学校もその一つというよりは、とても大変な状態でした。
職員室前の廊下を自転車が走る、廊下の消火栓が抜かれて水浸しになる、牛乳瓶が上の階から降ってくる…といったことが珍しいことではありませんでした。(この話を、現在教えている大学生たちにしたところ、『そうしたことは、テレビドラマの世界だと思っていました』という驚きの感想が授業の振り返りシートに書かれていました)
そんな中で、毎日担任用の机に花瓶の花を飾っていました。しかし、毎日帰りの会のときには、花は無残なことになっていました。クラスの全員が、誰がそれをしたかを知っています、しかし、怖くて言えません。
そこで無理して犯人捜しをすることをやめました。(もちろん、私には見当がついています)その代わり、花がかわいそうな形になろうとも、毎日飾り続けました。
すると、2週間が過ぎたころに、帰りの会でも花はきれいなままでした。
翌日も、そしてその後ずっときれいなままでした。
これは小さいけれども、大きな一歩と私には思えました。
なぜならば、『飾ってある花を傷つけない』という一つの【ルール】が、【秩序】が学級の中に生まれたからです。
そして、私は【学級】を再生する糸口をつかめたのだと感じました。(そのときは、正直そこまでの確信はありませんでしたが。)
みなさんは、何が幸いしたと思われますか?
明日、続きの話にお付き合いください。
ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。
よろしければ、お話を聞かせてください。
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