自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~18

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。

 

コミュニケーションスキル 

第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください

 

第2部 話す力

1【自分の言葉で話してみよう】

第一言葉はギフト(以前のブログをご覧ください

第ニ上からではなく、横からの目線(以前のブログをご覧ください

本当に伝えたいことは、『命令ではなく思い』

そこで、【アイメッセージ】について 説明と練習

第三ポジティブな表現

『ものごとの判断基準、すなわち物の見方を変えてみる』

【リフレーミング】について説明①(以前のブログをご覧ください

【リフレーミング】について説明②(前回のブログをご覧ください

私たちは、いつも使い慣れたモノサシを使っていますが、今までと違うモノサシで世の中を眺めてみたら、どうでしょうか。

この考え方を、【リフレーミング】と言います。

例えば、『落ち着きがない』『フットワークが軽い』

    『おしゃべり』『情報量が豊か』『社交性に富む』

    『いつもグズグズしていて行動が遅い』「落ち着いている」「沈着冷静」

要は、ものごとをどちら側から見るかということだと思います。

この柔軟な、フレキシブルな考え方が、結果として『生きやすく』しているのだと思います。

 

しかし、この考え方を「言葉遊び」と、とらえられる方もいます。

そこで、今回は【リフレーミング】的考え方についても、少しご紹介します。

 

『両親、高校生の姉、小学生の弟というご家庭がありました。平穏な毎日が続いていましたが、全員の心が家庭の内ではなく、家庭の外を向いていました。そんな時に、弟が不登校となりました。心配した父親が少し早く帰宅するようになりました。ある日、(偶然ですが)不登校の彼が、担任の先生が持ってきてくれた算数のプリントに取り組んでいる姿を見かけました。「どれどれ」とのぞきこんだところ、「分からない」と彼が質問してきたので、父親は「それはさ‥」と教えることになりました。子どもの勉強をみる等ということは、遅く帰宅していた父親にとってはついぞなかったことでした。教えてもらった彼は、何となくうれしそうです。また、そんな様子を見て母親もうれしくなり、「今日○○ちゃんが宿題頑張っていたから、明日は○○ちゃんの好きなハンバーグにしようね」と言いました。彼は、また少しうれしくなりました。さらに、次の週に姉が「こんなプリントを学校でもらったよ。こういうスクールカウンセラーっていう人が、あの子の学校にもいるんじゃない?相談してきたら?」と、スクールカウンセラーについての高校のおたよりを母親に渡しました。ちょっと、不登校の彼を中心として、家族が内側を向き始めました。』

いかがでしょうか。

その後、紆余曲折はありましたが2か月後から、彼は少しずつ学校へ姿を見せることができるようになり、2年後の今では「野外学習が

楽しみ」と話してくれました。

もちろん、大変なことは多々あったかと思いますが、今となっては『不登校のおかげとまでは言いませんが、不登校をきっかけとして家

族が一つにまとまれたのではないか』と考えています。

こんな『ものごとのとらえ方の変更もあり』ではないでしょうか?

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。