自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~9

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。

 

コミュニケーシスキル(聴く力・話す力)の向上から、考え始めました。

今までに取り組んだこと【あなたは、良い聴き手ですか?】チェック(以前のブログ参照)

① 言葉の応答に限らず、身体全体・心も合わせて、話を聴けているか?

② 相手の話を取ってしまわないか?

③ 相手と、話の波長合わせをする 

 

そして、みなさんがご存じの【傾聴】について、現在取り組んでいます。

第一【話を聴くかまえをつくる】(前回のブログ参照)

第ニ声の大きさ・トーン・話す速さを相手に合わせる】

以前にお話した『無口で大人しい地味なAちゃんと、ジャニーズ系の元気な先生』の会話(会話までもいっていませんが‥)が、すれ違

ちゃんってしまったことの大きな原因はここにあるのかもしれませんね。

Aちゃんは、小さな声で「先生、‥‥あの‥」といったように話しかけたのに、

先生は「どうしたAちゃん、先生に用があるのかな?何でもいってみて」と、明るく爽やかに元気よく話されると、Aちゃんはす

ごいプレッシャーを感じたのかもしれません。

「ちょっと違う」と感じたのかもしれません。

ひょっとしたら、「この先生には私の気持ちは分かってもらえない」と、あきらめたのかもしれません。

熱心な先生が一生懸命に話しかけられたこと、そしておそらく先生は「Aちゃんが困っているようだ。かわいそうに。何とかしてやりた

い」という気持ちからの発言だったかと思いますが、それだけにこのミスマッチが残念だなぁと思います。

そこで、大切にしたいことは【声の大きさ・トーン・話す速さを相手に合わせる】ということです。

この例に限らず、例えば『部活動での教員の指導がいかがなものか』という主旨で、話に来られた保護者に、「お母さん、どうです

か?」と愛想のいい笑顔で世間話を始めたら、保護者は「この先生は、事態の重要さが全く分かっていない」と思うのではないでしょう

か。

ぶすっと愛想悪いのもどうかと思いますが、この時には「落ち着いた誠実な態度」が適しているのではないでしょうか。

実際、状況を正確に把握できていたら、自ずとそうした態度になるかと思います。

 

いかがでしょうか。

教師と生徒、教師と保護者という関係に限らず、今日会う相手との関係から始めてみてください。

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。