考え方の歪みを直して、心の健康度アップ(コミュニケーションカフェ6月例会より)⑥

目下、『友だちはいないといけない』という友だち神話に、子どもたちが囚われていることについて考えていますが、その過程として

1 同じ考え方に取り囲まれて

『同じ考え』に取り囲まれることで、『そうか。最初は何だか変に思ったけど、この考え方が正しいんだ。だって、みんながそう思って

いるのだから…』と、考えるようになるのは何ら不思議ではありません。

2 考え方の歪みを直して

確固たる自分の考えがないところに、強力な考えが提示されると、それが生き方の指針になってしまいあるときには『常識』『指

針』と呼ばれ、私たちの言動の原点となっていると考えます。

例えば、『友だちはたくさんいなければならない』と信じるからこそ、『一人ぼっち』は悲しいこと、恥ずかしいことと感じ、そのため

『どんなひどい状態でも、友だちがいる』というポーズをとりたいのではないでしょうか。

ですからこそ、一度『友だちは、たくさんいなければならない』を、「本当にそうだろうか」と疑ってみましょう。

そうすることで、今まで呪縛のようにのしかかっていた『常識』『指針』から逃れることができ、自由に息をつくことができると考えま

す。

しかし、この呪縛って、子どもたちだけでしょうか。

3 わたしたちの思考と行動のメカニズム

ここで、私たちのものの考え方と行動の関係について考えてみましょう。

①信念(思い込み)

 例えば『友だちはたくさんいなければならない』

②思考(考え)

 例えば『悲劇になる予感』

 自分にとって幸せな状況でも、『こんなはずはない』と考え、状況が悪化していくと『ああ、やっばりね』と妙に安心する。本来ネガ

 ディブ思考が得意な日本人らしい考え方とも言えるでしょう。

③感情

 例えば『悲しくて落ち込む』

④生理的反応

 例えば『お腹が痛くなる』

 不登校の子どもが、登校時に腹痛を訴えるというように、感情と身体は密接に結びついていると言えるでしょう。

⑤行動

 例えば『イライラしてドアをバンと閉めて出て行く』

⑥結果

 例えば『周囲の人が、不快な気持ちになる』

いかがですか?

このことについて、少し考えを深めていきましょう。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

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