生徒・子どもの心とどう向き合うか8 ハッピー物語79【番外編】より

Ⅱ 【生徒・子どもの心とどう向き合うか】についての考え

前回までの7回で、【生徒・子どもの心とどう向き合うかにはマニュアルがない】ことについてお話しました。

【マニュアルがない】と聞くと、何か悪いことや面倒なこと等と考えやすいですが、本当にマイナスなのでしょうか。

そこから考えていこうと思います。

【マニュアルがない】ことの良さ

何度もお話していますが、私が教師になった頃に比べると、【生徒・子ども】を取り巻く環境は大きく変わってきています。

そのため、生徒・子どもはもちろん、保護者等の価値観も多様化しています。

ですから、そもそも【マニュアル】があったとしても、それは現状から遊離していて役に立たないと考えます。

一方、社会でも【個に合った教育】の必要性が言われています。

そんな中、確かに【マニュアルがない】ことで、教師の仕事は煩雑化してくるかと思います。

しかし、【教育】の主体は生徒・子どものはずです。

そう考えるならば、【マニュアルがない】ことは生徒・子どもにとっては、決してマイナスではないはずです。

生徒・子どもの未来を考えて、役に立たないマニュアルにすがるよりも、生徒・子ども一人一人を大切にして【生徒・子どもの心と向き

合う】ことを考えていきましょう。

【生徒指導】って何?

みなさんは、【生徒指導】と聞くと、どんな情景を思い浮かべますか?

『校内で喫煙した生徒が、生徒指導担当の先生から、特別な教室で叱られている』といった様子ではありませんか。

そうした場面も確かにあるでしょう。

しかし、今や【生徒指導】はもっと広範囲なものと考えられています。

その根底で、『✖の部分を矯正する』というリハビリ型の考えではなく、『○の部分をさらに伸ばしていこう』というストレングス型

の考えへと、【生徒指導】の考え方が変わってきたからと考えます。

そのために、さまざまな場面で【生徒・子どもの心と向き合う】指導が行われています。

次は三つのステップから、そうした指導を見直していきましょう。

 

ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。

よろしければ、お話を聞かせてください。

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