生徒・子どもの心とどう向き合うか7 ハッピー物語78【番外編】より

Ⅰ 【生徒の心とどう向き合うか】にはマニュアルがない

【今の生徒の気持ちは分かりにくくなった】理由として

【周囲に良い人と思われたいから、本音を言わないでおこう】【周囲からよく思われたいから、本音は言えない】と思う生徒・子ども

が増えてきたからではないか。

【生徒を取り巻く環境の多様化・分断化】が進んできたからではないか。

と考え、それぞれについてお話してきました。

そして、こうした傾向は生徒・子どもだけに限ったことではありません。

私たちの社会の根底にある【同調圧力】が、今年になってからのコロナ禍によって、表面に現れてきました。

『自粛警察』もそうでしょうし、『ネットの炎上』もその代表的な事例と考えます。

この状況を憂える識者の意見もいろいろ拝見していますが、こうした傾向(自分と異なる考えや存在を排斥しようとする)の影響を受けやすいのは社会的弱者であり、子どもたちです。(東日本大震災等においても、子どもたちには特別に配慮が必要と考えられています)

『世の中の多くの人と異なる意見を表明したら、ネット上で袋叩きに遭った』という情報を目にすれば、生徒・子どもたちが怖くなり

【自分の意見を言えなくなる】のは、当たり前ではないでしょうか。

さらに、本来生徒・子どもたちの【心の居場所】と頼る家庭も社会という共同体から分断され、親世代も不安な毎日を過ごしているなら

ば、生徒・子どもたちが【何も言わないでおこう】と自衛するのも、当たり前ではないでしょうか。

そんな生徒・子どもたちと信頼関係を築き、【生徒の気持ちを分かる】ようになるのには、多くの時間やきっかけとともに、教師の【心

のゆとりや受容力】が必要となってきます。

そのためには、教師自身が資質を高めるために、多くの研鑽を積むことが必要となってきます。

そして、当たり前ですが、そのためには多くの時間と機会が必要となります。

こう考えてくると、【生徒の心とどう向き合うか】には、マニュアルなどは存在しないということが明らかになったと思います。

 

では、どうすればいいのでしょうか。

明日から、その方策を考えていきたいと思います。

 

ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。

よろしければ、お話を聞かせてください。

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