生徒・子どもの心とどう向き合うか26 ハッピー物語97【番外編】より
Ⅱ 【生徒・子どもの心とどう向き合うか】についての考え
④担任教師・スクールカウンセラーによる個別面接から見えてくる【生徒・子どもの心】について
○【ともに過ごす】という両者の関係性に意味がある 【 Doing よりも Being 】
○「私の気持ちをわかってほしい」と言うときの、【わかる】は【判る】や【解る】ではなく【分かる】
○耳だけでなく身体全体で聴く。そのために【話を聴くかまえ】を。
○話を評価しないで。分かったつもりにならないで。
○【言葉はギフト】と考え、投げずに手渡す。
○【肯定的な視点】をもち、【肯定的な表現】で話す。
○【具体的に理解】し、【具体的な表現】で話す。
○【アイメッセージ】で話してみましょう。
昨日、「相手に何かを要求する場面で、願っていることは【要求が達成される】ことで、【そのときの気持ちをぶつける】ことではない
はず」と説明しました。
この趣旨には、多くの方が賛成されるかと思います。
しかし、実際には【そのときの気持ちをぶつける】ことが多くはありませんか?
私たちは、理性と感情のどちらももっている生物ですが、何かのスイッチが入ってしまうと、我ながら信じられないくらいに、感情が優
先してしまうことがありますね。
そして、後になって深く後悔するという体験は誰でもあるのではないでしょうか。
うるさい生徒を感情的に叱るよりも、教師自身がどうしたいのかを明確にして、『私は○○したい』と冷静に要求することで、本来の目
的を達することができると、思いませんか?
「教師と生徒は対等ではないから、上から要求することのどこが悪い」と考えられる方もいらっしゃるかもしれません。
そう考えられる方には、「先生は、本当はどのようにされたかったのですか?」と、本来の趣旨を思い出していただきましょう。
そしてもう一つ。
もちろん、私は『生徒を叱らない』と言っているわけではありません。
また別の機会にお話したいと思いますが、叱るべき時にはきっちり叱らなくてはならないと考えています。
しかし、今はそんな時でしょうか。
そしてまた、上からの権威で生徒を従わせても、生徒は心底「先生が正しい」と思っているでしょうか。
「上から要求する」という姿勢から、「横から要求する」という姿勢に変えていくのはどうでしょうか。
そうなんです。
【アイメッセージ】は、【横からの視線】でものごとを要求しているのではないでしょうか。
ぜひ試してみてください。
ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。
よろしければ、お話を聞かせてください。
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