子育て支援ワンコインセミナー 【子どもの心が分からない~思春期のトリセツ~】解説編⑥子どもの話の聴き方 続続
1日から、3月中旬から下旬に開催するコミュニケーションカフェ3月例会について、説明しています。
このセミナーの中心として、二つの柱を考えてみました。
1 子ども話の聴き方
2 子どもの意欲の高め方
そして、これらについて考える前に、まずは【思春期の特徴】について考えてきました。(前回までのブログ参照)
1 身体の急激な変化
2 心の急激な変化
3 他者との関係性の変化
ある意味、子どもたち自身が、とても生きにくく感じる時代に入ってきたと考えられます。
そして、前回一つ目の柱である【子どもの話の聴き方】について、考えてみました。
次の事例について、以下の三点について『心の中にザラッとした感じ』が残りました。
① 「高校生の姉は、‥‥‥こんな心配はなかったのですが」
② 「『ちゃんと勉強する』という約束をした」
③ 「下の子もやればできると思う」
詳細は、前回ご説明しました。
みなさんは、どのように感じられましたか?
この点については、今月開催する(詳細は下記の案内をご覧ください)セミナーで、参加者のみなさんと話し合っていこうと考えていま
す。
さて、今回は『約束』について、ちょっと考えてみましょう。
私がスクールカウンセラーをしていたときに、相談に来所される保護者の結構多くの方が「うちの子は勉強せずに、ゲームばっかりやっ
ている。そこで、○○時から◇◇時までは勉強して、その後はゲームをやってもいいと約束するのですが、一向に守りません」と、嘆か
れるのですが‥
みなさんならば、この保護者の方に、どのようなアドバイスをされますか?
この保護者の方のお話に、前回と同じく『ザラッとした感じ』を受け取られませんか?
『○○したら、◇◇してもいい』とは、約束と言えるでしょうか?
それは【約束】ではなく、保護者からの【命令】とか【指示】と言えるものではないでしょうか。
百歩譲ったとしても、【アドバイス】ではないでしょうか。
ここで、二つのことを考えました。
一つ目は、保護者による『上から目線の指示』(言わば、お父さんやお母さんの言うとおりにしなさい)的なにおいについてです。
裃を着て、「私がお父さん・お母さんだぞ」という立場で、話されても、おそらくその真意は、子どもに伝わらないと考えます。
本当は、とてもとても子どものことを考えているのに‥話し方が下手なために、その気持ちが伝わらず‥残念です。
ぜひ、せっかくの気持ちが伝わるように、セミナーで考えていきましょう。
二つ目は、何だと思われますか?
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください