何ができるだろう②苦手な人とのかかわり方編-7
事例1
男子大学生 アルバイトの職場での相談
『僕は、今飲食店でアルバイトしています。今まで、コロナということで営業時間も短くて、お金的には苦しいところもあったけど、の
んびりできるところもあって、良かったです。でも、営業時間が元に戻り、店長から「シフト増やせない?」と尋ねられました。店長は
親切でいい人なので、頑張りたいと思いますが、ちょっとこのところイライラしている気がします。
「えっ、無理です」と軽く言ったバイト仲間が、怒られてしまっていました。
そんな店長にどのように、話せばいいですか?』
さあ、あなたならばどのように話されますか?
このことについて、次の点から考えています。
1 ストレスについて
①ストレスについておさらい(10月22日のブログ参照)
心や体にかかる外部からの刺激(ストレッサー)に適応しようとして、心や体に生じた様々な反応をストレス反応と言う。
②ストレスについておさらい-2(10月23日のブログ参照)
◎ストレスには、いろいろな種類がある
◎人によって受け止め方が異なる
◎ストレスへの対処方法を、コーピングと言う
ここまでを準備段階として、
2 自分の思いをどう伝えるか(10月25日のブログ参照)
①まずは、相手の言い分を聴く
◎『話を聴く【構え】をつくる
◎声の大きさ・話す速さ・トーンを相手に合わせる。
◎相手の言葉を待つ。
◎わかったつもりにならない。
②相手との関係性を考える(10月26日のブログ参照)
◎攻撃的反応
◎被攻撃的反応
◎アサーティブな反応
今回の相談者である大学生としては、このアサーティブな関係を目指すことになります。
【アサーティブな関係】を築くために、日頃から身に付けておきたいスキルの紹介(10月27日のブログ参照)
例えば スモールステップ
【アサーティブな関係】を維持するために、とっさのときに活用したいスキルの紹介
例えば 鏡の自分に向かって『YES』
どうしても、感情的になったり、落ち込んだりする時って、どなたにでもあることと思います。
その時に、鏡と向かい合い、その中の自分に対して『いまの私はイケてる。YES!』と言いましょう。
たったこれだけのことの何が有効なのでしょうか。
それは、私たちが(私たちの脳が)だまされるからです。
すなわち、私たち自身が自分のことを『YES』と言ったにすぎないのに、その『YES』が耳から入ると、その道の権威ある方が『あ
なたはイケてる。YES!』とほめたたえてくれたと大きな誤解をするのです。
そして、そんなスゴイ人がほめてくれたならば、『私はイケてる。YES!』と自分に自信をもつことができるという筋書きなのです。
このことの効果は、実証済みです。
たったこれだけのことで、自分の気持ちが落ち着き、相手との関係性が保てるならば、やってみる価値は大いにありますよね。
ぜひ、試してみてください。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。