交友関係で生かしたいソーシャルスキル③(コミュニケーションカフェ5月例会より)

事例①「いいね」が生きがいになっているアラサー女性

前回、話したように、彼女が『新しいこと』にチャレンジすることを、批判するつもりは全くありません。

ただ、未体験のことに挑戦した場合、それなりの苦労は生じることでしょう。

では、少しでもそうした苦労を少なくするための方策はないでしょうか。

それは、【彼女自身の良さ】を生かすことではないでしょうか。

では、【彼女自身の良さ】は何でしょうか。

事例紹介の最初に記述してあるように『優しい。思いやりがある』ということと考えます。

しかし、今までそうした点を周囲から褒められたり評価されたりしても、彼女は「そんなことは大したことではない」と、思っていまし

た。

ところが、SNSを始めたら、【いいね】という言葉が彼女に届いたわけです。

しかも、たくさんの【いいね】が届きました。

彼女にとって、そのたくさんの【いいね】は、自分に対する初めての賞賛・評価と思えたとしても、何ら不思議ではありません。

今まで、【自己肯定感】の低かった彼女にとっては、初めて認められた気がしたのだと思います。

その結果、彼女は他者からの評価に頼るようになったのだと考えます。

そして、【いいね】をもっと獲得できるために、さらに投稿をしていき、【ありのままの自分】と【SNS上での作られた自分】のギャッ

プに苦しむようになったのでしょう。

さあ、彼女が他者からの評価ではなく、自分自身の価値判断で行動できるために、【自己肯定感】を高めること考えていきましょう。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

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