ソーシャルスキルトレーニング ⑧コミュニケーションカフェ3月例会のお知らせ③
「ソーシャルスキル(SST)について知りたい」「ソーシャルスキル(SST)について学びたい」という意見をいただきました。
そこで、いくつかのSSTについての紹介をしています。
一昨日までは【アサーション】について、お話ししてきました。
今までの取り組みから、【ソーシャルスキル】【アサーション】について、興味関心をもたれたら、紹介しているコミュニケーションカ
フェで実際に取り組んでみませんか。
ここで取り上げるソーシャルスキルとしては、【日常から取り組むスキル】と【とっさの時に活用するスキル】の2種類があります。
両者とも、こうしたスキルを身に付けることによって、周囲の人との豊かなコミュニケーションを築いていくことができると考えます。
コロナ禍で仲間と出会えず、ソーシャルディスタンスの考えから人と人の関係が疎遠になりやすい今だからこそ、豊かなコミュニケーシ
ョン、豊かな交友関係を築いていきたいものです。
【とっさの時に活用するスキル】として、以下のものが挙げられます。
① 私っていい人 幸せ貯金 『地下鉄で席を譲ってあげたという私はいい人』と、自分に言い聞かせましょう
② 鏡に向かってポジティブな言葉を 『ネクタイ決まってる』『アイラインが上手』等、自分を自分でほめましょう
③ 目を休ませる 目を温める スマホなどで、目は酷使されています。疲労の原因にもなる目を労わりましょう。
④ マイナス雰囲気になったら、少し離れるそこにいない誰かの噂になったら、何か理由をつけて離れ、関わらないようにしましょう
⑤ 好きなものを食べてみる イライラ感がつのってきたらチョコでも果物でも、好きなものを食べて気分転換しましょう
⑥ 休日に少し掃除してみる あまりに頑張りすぎると、逆に疲れます。『この机の上だけ』と限定して片づけましょう。
以上、私が気づいたことがらをあげましたが、これ以外にもたくさんありますよね。
私が、不登校支援の組織で『悩みを抱えている子どもや保護者の方』と関わっていたときに、小学生の息子にべったりとくっついている
お母さんがいました。子どもは、学校へなかなか通えませんでした。ところが、ある時お母さんが『韓流』にはまりました。追っか
けにもなり、さいたまスーパーアリーナまで行くようになりました。今で言えば『沼』でしょうね。
すると、不思議なことが起こり始めました。
今まで、担当の相談員とだけ一緒に昼食を摂っていた子どもが、次第に他の子どもたちの中に入るようになってきました。
そして、ある日他の子どもたちと運動場でサッカーをやるようになりました。
残念ながら学校復帰は、進学した中学校からにはなりましたが、目を見張る変化がありました。
この理由は、私たちが気づかないことも含めていろいろあったと思いますが、母親の関心が韓流に向けられたことで、子どもへの関心が
少し減ったことも理由の一つと考えます。
このように、何が原因で事象が変化するかは分かりません。
そこで、『○○になったときには、◇◇しよう』とルーティーンを決めておくと、自分の心を理不尽な要求から守ることができます。
これも、一つのアサーションとなっています。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。