ソーシャルスキルトレーニング ⑦アサーション
「ソーシャルスキル(SST)について知りたい」「ソーシャルスキル(SST)について学びたい」という意見をいただきました。
そこで、今いくつかのSSTについての紹介をしています。
今回は、【アサーション】について、お話します。
興味関心をもたれたら、ぜひコミュニケーションカフェで実際に取り組んでみましょう。
【アサーション】
以前、【アンガーマネジメント】の会でも説明しましたが、相手を責めるのでもなく自分が卑屈になるわけでもなく、【自分も相手もO
K】という考え方です。
【アンガーマネジメント】の場面では、『ドラえもん一家がお店で、ラーメンを食べようとしたら髪の毛が入っていた』ときの対応を使
って、お話しました。
『上から目線で、お店の人を非難するジャイアン』、『下から目線で、我慢してしまうのび太』それに対して、『横から目線で、お店の
人にきちんと話すしずかちゃん』を題材として説明しました。
今回は、それについて分析します。
1 攻撃的反応
『ラーメンを食べようとしたら、その中に髪の毛が入っていた。そこで、激怒したジャイアンは「なんだ、この店は!こんな店、二度と
来るもんか!」と大声で怒鳴って、お店を出ていく』というシチュエーションが、考えられます。
すなわち、相手を非難したり、傷つけたりしてしまうケースです。
その場では「スカッ」とするかもしれませんが、その後後悔することも多いです(ジャイアンが後悔するかどうかは分かりませんが)
2 被攻撃的反応
『ラーメンを食べようとしたら、その中に髪の毛が入っていた。そこで、がっかりしたのび太は「あの‥」と言いかけるが、お店の人が
近づいてくると、「別に何にもです」と言い、我慢して食べる』というシチュエーションが考えられます。
すなわち、相手の言いなりになり、言われるままに振舞ってしまうケースです。
その場ではトラブルは起こりませんが、その後自分の心の中に不満が溜まっていきます。
3 アサーティブな対応
『ラーメンを食べようとしたら、その中に髪の毛が入っていた。そこで、「すみません。髪の毛が入っていました。替えてください」と
お店の人に伝える。お店の人は「すみません」と言って取り替えてくれたラーメンを食べる』というシチュエーションが考えられます。
すなわち、相手の立場を尊重しつつ、自分の考えを主張するというケースです。
相手も自分も、心の中に不満は溜まらず、双方満足ということになります。
もう少し、この話を続けていきます。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。