ソーシャルスキルトレーニング ⑤アイメッセージ 続
「ソーシャルスキル(SST)について知りたい」「ソーシャルスキル(SST)について学びたい」という意見をいただきました。
そこで、今いくつかのSSTについての紹介をしています。
今回は、昨日に続き【アイメッセージ】について、お話します。
興味関心をもたれたら、ぜひコミュニケーションカフェで実際に取り組んでみましょう。
【アイメッセージ】続き
私たちは、自分の【思い】を相手に伝えたいのではないでしょうか。
しかし、【思い】ではなく【優位性】や【権威】を示そうとしていることはないでしょうか。
そのため、せっかくの【思い】が伝わらなかったりして‥
そこで、【上から目線】ではなく、【横から目線】である【アイメッセージ】を使いこなしましょう。
例えば、よく見かけるケースですが‥
事例1 勝手にしゃべっている中で、自分の意見を伝えなければならない場合
よくある例としては、「静かにしてください」ですよね。
しかし、この言葉は使えば使うほど、その効力がなくなっていきます。
それは、「あなたは静かにしてください」と、ユーメッセージになっているからです。
つまり、【上から目線】のメッセージになっていませんか?
そこで、『一番伝えたいことは何か』と考えてみましょう。
そうすると、『ここで言わなければならないことを、みんなに伝える』という、本来やるべきことが見えてきます。
「うるさい」とか「そこ、静かにしてください」といったことを言いたいわけではありません。
例えば「すみません。今、○○ということをお伝えしたいと思います。きちんと伝えたいので、協力してもらえませんか」といった話し
方はどうでしょうか。
つまり、「私は~を話したいです」と、【アイメッセージ】で話してみてはどうでしょうか。
これは、親が子どもに話すときによく使えるスキルと考えます。
いつも「○○をしなさい」と言っても、なかなか子どもがいうことをきかないときに、「お母さんは~ということを願っている。だから
○○できるといいなあと思うけど、そう思わない?」と、親としての思いをアイメッセージを使うことで、はっきりと伝えてみてはどう
でしょうか?
初めは、なかなか上手くいかないかもしれません。
しかし、慣れていくことで、将来とても豊かな親子のコミュニケーションが築けるようになると考えています。
初めの一歩を踏み出してみませんか?
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。