ソーシャルスキルトレーニング ③相手に関心をもつ

「ソーシャルスキル(SST)について知りたい」「ソーシャルスキル(SST)について学びたい」という意見をいただきました。

そこで、今いくつかのSSTについての紹介を始めました。

今回は、【相手に関心をもつ】について、お話します。

興味関心をもたれたら、ぜひコミュニケーションカフェで実際に取り組んでみましょう。

【相手に関心をもつ】

このスキル(活動)の根底には、マザーテレサの言葉があります。

みなさんは、【愛情の反対は何か?】という質問に、どのように答えますか。

学生や生徒、また保護者のみなさんに聞いてみると、多くの方が【憎しみ】と答えました。

その気持ちが分からなくはありません。

確かに、誰かを慈しみ大切に思う気持ちと、その誰かに対して憎しみを持って接することとは、真逆のように感じます。

しかし、すこしばかり視点をずらしてみると、【愛する】ことも【憎む】ことも、その根底には【相手に関心がある】ということに気づ

くのではないでしょうか?

その人への【強い関心】があればこそ、【愛する】こともあるでしょうし、その逆に【憎む】こともあるわけです。

では、本当に【愛情】の反対は何でしょうか。

みなさん、お察しのように【無関心】です。

実際に、全く関心がない相手には、愛情はもちろん持てませんが、憎む気持ちにもなりません。

要するに、どうでもいいわけです。

私たちは、相手や周囲との関係を築くために、【アンガーマネジメント】や【自己肯定感】等について学んでいますが、それらが生きる

か否かは、相手や周囲に対する【関心】があるかどうかにかかっているのです。

では、【相手に関心をもつ】ためには、どうすればよいでしょうか。

もちろん、毎日の生活のさまざまな場面において、一緒に過ごすことで、お互いに分かり合い、価値観を共有することで、【相手に関心

をもつ】ことができたら、それにこしたことはありません。

しかし、そんな恵まれた状況はなかなか出会えるものではありません。

そこで、次のエクササイズに取り組んでみることも、一つの方法です。

(とりわけ教育現場では、実践を勧めます)

1 アドじゃん

2 1分間スピーチ

3 二者択一

4 なんでもランキング

5 よいとこ四面鏡   など

明日、これらについて少し説明します。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。