コミュニケーションカフェ4月例会のお知らせ-6
昨日お話しましたが、『ケア』に関して使われる【ストレングス】の考え方は、私たちがよく耳にする『リソース』の考え方と似ている
ように思います。
そこで、今日は身近な『リソース』からアプローチすることにします。
【リソース】とは、もともと『資源』という意味で、今よく言われるSDGsよりもずっと前から環境問題を考える際に、『リサイクル』
『リユース』とともに使われていた言葉です。
環境問題に限定するならば、『リソース』はたくさんあればあるほど良いーということになると思いますが…
具体例をあげてみましょう。
私ごとになりますが、教員やスクールカウンセラーとして合計40年勤務した後、このコミュニケーション塾ハピネスを立ち上げたとき
に、最も力となってくれたのは、教え子さんたちでした。
コミュニケーションカフェの案内の作成やPR、またラジオ番組への出演交渉やカルチャースクールでの講師の仕事の紹介、職場のみな
さんへの勧誘等、さまざまな機会場面で支援してもらいました。
つまり、彼らは私の『リソース』ということになります。
この場合の『リソース』は、大きくとらえれば人脈ということになります。
また、小さな頃に聞いた恐竜の話に興味を持ち、研究者を志し、現在は第一人者として恐竜学の指導者となっている知人がいます。
彼の場合の『リソース』は、『知識』『経験』または『感動』と言えるかもしれません。
他には、『技術』『お金』『時間』なども、『リソース』の一つと考えられるでしょう。
しかし、同じ恐竜の話は彼以外にもたくさんの人が聞いたはずです。
その結果として、心動かされた人と、動かされなかった人がいるわけです。
すなわち、『リソース』は受け取る側の価値判断で、『リソース』となる人もいれば、ならない人もいるわけです。
当たり前かもしれませんが、その違いは何なのでしょうか。
さらに、どうすれば『リソース』を見つけることができるでしょうか。
このことを続けて考えていきます。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。