コミュニケーションカフェ for teachers 7 学校へ来にくい子とのかかわり方⑩

第1回のテーマは『学級の初日に何を話しますか?』でした。

今回の話し合いで、先輩の先生方から適切なアドバイスがいくつかありました。【詳しくは、以前のブログを参照】

そして、話し合いが進むに連れて、参加者から「欠席した子どもに対して、皆さんならばどうしますか?」という質問がありました。

ここでの【欠席した子ども】とは、単に体調不良で欠席したのではなく、【不登校】と言われている子どもに対して、【どのようなアプ

ローチ】をすれば良いかについてのことと察します。

この件については、以下の発言がありました。

①該当の子どもが先入観を感じないようにしたい【詳しくは、以前のブログを参照】

②一緒に、【今までとは違う生き方】への扉を開きたい【詳しくは、以前のブログを参照】

③該当の子どもや保護者との関係を深めたい【詳しくは、以前のブログを参照】

④該当の子どもたちに学力を保障したい【詳しくは、以前のブログを参照】

⑤担任ひとりで、背負ってしまわない【詳しくは、以前のブログを参照】

⑥子どもや保護者の微妙な心の動きに敏感でいたい【詳しくは、以前のブログを参照】

⑦担任は、全体を見る目と一人を見る目の両方を大切にしたい【詳しくは、以前のブログを参照】

どの話題について話しているときにも言えることですが、『教育に関する課題は、奥が深い』と思います。

もちろん、他の分野についても同様のことが言えることでしょう。

しかし、子どもたちは【未来の世界を支えていく】人たちです。

そんな彼らについての課題解決が困難であることは、当然のことなのかもしれません。

さて、このところ【不登校傾向】の子どもたちに関する話を続けてきました。

まだまだ、話題は尽きませんが、まずは次の話で一区切りつけようと考えました。

⑧ユニバーサルデザインの思考をしたい

前のパートで、【全体を見る目と一人を見る目】の必要性について話しました。

このことと、根幹は同じかと思います。

私たち日本人は、【同一を好む思考】に慣れています。

ですから、全体の傾向と異なる意見について、身構えてしまったり、受け入れなかったりという傾向があると思います。

それが、学校現場においては【不登校傾向】の子どもや、【発達障害傾向】の子ども等に対しての対応のぎこちなさに現れているのでは

ないでしょうか。

しかし、【特別な誰かに対しての配慮は、他の子どもたちに対しても配慮となる】という【ユニバーサルデザイン】の考え方は、この場

合にも真となりうるのではないでしょうか。

すなわち、【不登校傾向】の子どもや、【発達障害傾向】の子ども等に対しての適切な配慮は、こうした子どもに限らず他の子どもたち

に対しても適切と考えます。

そこで、【不登校傾向】の子どもや、【発達障害傾向】の子ども等に対して、適切と考える【配慮】をしていきましょう。

よく話題となる「どうしてあの子たちだけ特別扱いなの?」という他の子どもからのクレームに対しては、【配慮】が問題なのではな

く、【適切な説明不足】が問題なのではないでしょうか。

それについては、また別の機会に。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。