コミュニケーションカフェ for teachers 6 学校へ来にくい子とのかかわり方①

第1回のテーマは『学級の初日に何を話しますか?』でした。

入学式・始業式に、生徒たちは『今年は、どんなクラスになるのかなあ』『今年のクラスの担任は、どの先生かなあ』『仲良しの○○

は、一緒のクラスかなあ』等と、ワクワク感とドキドキ感を抱えながら、登校してきます。

その【好意的な気持ち】を、新しい生活への意欲にとポジティブに高めていくためには、最初の三日間が肝要であると、よく言われてい

ます。(また、大震災の瓦礫に埋もれた場面で、『72時間=3日間が生存のデッドライン』ともよく聞きますね。)

しかし、年度当初は配布物などに多くの時間がとられてしまいます。

そこで、貴重な時間をどのように活用するかをしっかり考える必要があるわけです。

今回の話し合いで、先輩の先生方から適切なアドバイスがいくつかありました。

①視覚に訴えよう

②子どもの力を借りよう

③自分の思いを語ろう

④子どもたち全員にフラットに関わろう

⑤1年間の目標を立て、形骸化させないようにしよう。

『あなたは何ができるの?』と、子どもたちに投げかけて役割を意識させよう。

⑦【思い】を伝えるための方法は?

 

話し合いの後半では、参加者みんなで、さまざまな状況を想像してみました。

『初日から○○だったら、どうするか』といった類の質問について考えている中で、参加者から「欠席した子どもに対して、皆さんなら

ばどうしますか?」という質問がありました。

よい質問ですね。

新しい学級の全員が元気な顔を見せてくれたならば、これほどうれしいことはありません。

しかし今の状況を考えると、なかなか難しいですよね。

さあ、欠席した子に対してどのような対応をしますか?

もちろん『欠席者』と一口で言っても、その実態はさまざまです。

『風邪をひいてしまい欠席したが、新しいクラスのことは友人から情報収集済み』といった子どももいれば、『家庭の事情で、欠席し

ましたが、明日からは登校できます(大丈夫かな?)』といった子どももいることでしょう。

しかし、多くの参加者が心配していたのは、こうしたケースではありませんね。

【不登校】状態の子どもに対して、【どのようなアプローチ】をすれば良いかについてのことと察します。

そして、新人のみなさんからの質問で多かったものが「不登校の子に、どんな働きかけをするといいですか」というものでした。

ベテランの先生方でも、悩みを抱えている方は多いのでは?と思います。

そこで、ここでは【考える初めの一歩】のあれこれをお示しできたらと思います。

明日から考えていきましょう。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

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