コミュニケーションカフェ for teachers 5
第1回のテーマは『学級の初日に何を話しますか?』でした。
入学式・始業式に、生徒たちは『今年は、どんなクラスになるのかなあ』『今年のクラスの担任は、どの先生かなあ』『仲良しの○○
は、一緒のクラスかなあ』等と、ワクワク感とドキドキ感を抱えながら、登校してきます。
その【好意的な気持ち】を、新しい生活への意欲にとポジティブに高めていくためには、最初の三日間が肝要であると、よく言われてい
ます。(また、大震災の瓦礫に埋もれた場面で、『72時間=3日間が生存のデッドライン』ともよく聞きますね。)
しかし、年度当初は配布物などに多くの時間がとられてしまいます。
そこで、貴重な時間をどのように活用するかをしっかり考える必要があるわけです。
今回の話し合いで、先輩の先生方から適切なアドバイスがいくつかありました。
①視覚に訴えよう
②子どもの力を借りよう
③自分の思いを語ろう
④子どもたち全員にフラットに関わろう
⑤1年間の目標を立て、形骸化させないようにしよう。
⑥『あなたは何ができるの?』と、子どもたちに投げかけて役割を意識させよう。
⑦【思い】を伝えるための方法は?
コロナ禍のため、対面授業ができず、リモートになった昨年を振り返ると、タブレット等を使うことで学習が保証されることは素晴らし
い。しかし、『タブレットを使う』ことが目標ではないはず。あくまでも『タブレット』は手段に過ぎないはず。
しかし、どうしても苦手意識があるため、『タブレットを使う』ことが目標にすり替わってしまう危険性への指摘がありました。
では、真の【目標】とは何でしょうか。
それは上記でも説明したように、先生と子どもたちが互いの気持ちを理解し合い、一人一人の子どもも、学級全体としても言わば【自己
実現】を図ることと考えます。
そこで、先生方と子どもたちで互いの【思い】を共有するための方策の一つとして、【学級通信】について考えました。
【学級通信】はとても歴史がある、情報伝達のツールです。
みなさんも、自分が児童・生徒だったときに、担任から配られた体験があるのではないでしょうか。
また、先生として作成・配布した経験がある方もいますよね。
実際に作成した体験のある方は分かると思いますが、労力が結構かかるものです。
しかし、その苦労を補って余りある成果もあります。
もちろん、【学級通信】は一つの手段です。
先生方一人一人の言わば『売り』を生かして、子どもたちへアプローチしてみましょう。
しかし、そのアプローチを拒む子どももいます。
そんな子への対応は、明日…
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。