そいつは、パフェを食べてるか?
2思い込みからの脱却
私たちも、かつて昔はそうだったと思いますが、子どもは何か欲しいものを親にねだるときに、(みんな、持っている)と、よく言います。
私たちは、さすがにそんなことは言いませんが、(みんなが)という視点から、決して抜け出してはいないのではないでしょうか。
その証拠に、誰か一人から批判的な言動をされたり、悪口を言われたりすると、世の中全体から批判されたように受け止めてしまい、心の中で(ああでもない。こうでもない)とくよくよ思い悩む人が少なくありません。
その辺りの事情を上手に表したのが、(そいつ、今パフェとか食ってるよ)という、挿し絵のマンガがかわいい本です。
人間関係で嫌な思いをして、なかなか気持ちを切り替えることができず、嫌な相手のことを考え続けていても、相手はそんなことをとっくに忘れてパフェでも食べているというストーリーです。
一事が万事で、私たちは、周囲のみんなは自分と同じように感じたり、考えたりすると思い勝ちですが、そんなことはありません。
このことを、頭で理解するだけでなく、体感するためにSGE(構成的グループエンカウンター)の(大切なものランキング)に取り組みました。(先週、中学生たちが取り組んだときの、興味深い結果についてお話しました)
今回も、同じランキングは無く、参加者一人一人が語られる理由からは、個々の現在の置かれている立場や、人生観がうかがえました。
参加者のみなさん自身も、(周囲の人々は、自分と同じことを考えているとは限らない)ということが、頭で理解するばかりでなく、ストンとお腹に落ちたようでした。
(みんな)って、誰なのでしょうね。
では、第三の知識・スキルを考えましょう❗