おめでとう!夢をかなえて小学校の先生になったハッピー物語68 番外編【教師の仕事はブラックか】
さて、ハッピーは苦節8年で教員採用試験に合格しましたが、ハッピーに限らず多くのみなさんが、「そんなに長い年月をかけずに、早く合格したい」と思っていることでしょう。そこで、教職・採用試験関係に関するみなさんの疑問について考えています。
Q8 この頃、教員は仕事が多くて忙しく、ブラックと言われていますが。そうなのですか?
Ⅰ よく話題となる【勤務時間】について検討
『勤務時間は確かに長いけれども、ブラックと言われるのは、それだけではなさそうだ』という考えに至る
そこで
Ⅱ 事例1 体育大会の練習で、けがをした中学校2年女子生徒の場合 を基に検討
問題が発生しやすい以下の場面での対応について検討しました。
①体育大会の練習中のけがについて、教員間で連絡があったか
②「出血」以外の傷などの確認があったか。
③担任が生徒の「けが」について尋ね、その後の学校での活動及び下校後の対応(通院など)についての指示等があったか。
④家庭への連絡(生徒本人が伝える、担任が伝える等)を、どのようにすればよいか
それぞれの場面での対応の詳細については、昨日までのブログをご覧ください。
今までの検討を基にして、本来の主題である【教員は仕事が多くて忙しいので、ブラックか】について検証します。
今まで、よくマスコミなどでは教員の【時間外労働】等が、【ブラック】の理由とされてきました。
もちろん、それを否定はしませんが「単にそれだけではない」ことは説明しました。➡Ⅰ【勤務時間】
それよりも、Ⅱ【けが対応の事例】の各場面での対応の様子から、何か気づくことはありませんか。
この事例について検討する中で見えたきたことは、すべて【イレギュラー】であるということです。
そして、教員(この場合は担任)一人の意思で決められることは少なく、生徒はもちろんですが養護教諭・同学年の教員・管理職・保護者等との【打ち合わせ】が必要となります。
【打ち合わせ】をするということは、二人以上が同じ時刻に同じ場所にいなければならないわけです。
この【打ち合わせ】をすることで拘束もされますし、本来ならばその時間に取り組めたはずの仕事が後回しとなります。
もちろん、当初やるはずだった仕事には、この後取り掛かることとなります。
こうして、教員の仕事は後ろへ後ろへと積み残しが生じてくるわけです。
もっとも、こうした【イレギュラー】なことは、どんな職種・職場においても多かれ少なかれ起こることと思います。
ただ、教員の場合にはそれが多いのではないかと考えます。
そして、【イレギュラー】対応の多くには、【見通しがつかない】ことが多々あります。(分かりやすい事例 生徒指導の一環として、保護者へ来校をお願いしたが、保護者も仕事が忙しく、何時になるか分からない)
人が働いていて最も疲れを感じるのは、そうした【先が見えない】【見通しがつかない】という場面ではないでしょうか。
みなさんは、いかがお考えですか。
ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。
よろしければ、お話を聞かせてください。
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