おめでとう!夢をかなえて小学校の先生になったハッピー物語62 番外編【教師の仕事はブラックか】
ハッピーは苦節8年で教員採用試験に合格しましたが、ハッピーに限らず多くのみなさんが、「そんなに長い年月をかけずに、早く合格したい」と思っていることでしょう。そこで、教職・採用試験関係に関するみなさんの疑問について考えています。
Q8 この頃、教員は仕事が多くて忙しく、ブラックと言われていますが。そうなのですか?
昨日は、『不測の事態』が起こったら、どのような状態(職員配備)になるかについて、説明しました。
さて、幸いにもトラブル起こらず、午後の授業も無事に終わったとします。
一日の学級での最後に、『帰りの会』で明日の持ち物や提出物の確認、そして日直の反省や担任からの話を聞いて、「さようなら」となります。
しかし、もちろんここで教師の仕事が終わるわけではありません。
多くの学校では、どの学級も3か所程度(例 教室・トイレ・特別教室)の『清掃区域』を担当しています。
清掃は当番活動(ほかに係活動というものもあります)なので、学級全員がローテーションで担当します。
教員は、その担当区域を見回ります。
この後は、生徒議会・委員会活動などの生徒の活動や、職員会・学年会などの教職員の会議が設定してあります。
そして、部活動顧問は『部活動』へ赴きます。
【教員の勤務時間】を縮小するために、『部活動』についての議論がされていますが、今のところは教師が担当しています。
『部活動』の活動時間は、季節の日没時間によって変動しますが、日没が遅い夏ですと午後6:00過ぎまでとなります。
その結果、部活動顧問が職員室に落ち着き、生徒の提出物を点検したり、明日の授業の準備に取り組んだりするのは、それ以降となります。
結果として、学校を出て帰宅できるのは、午後8時頃となってしまいます。(学校の置かれている地域の環境等によって、学校間の違いはかなり大きいと考えますが…)
もし、教師が午前8時に学校に到着し、午後8時に学校を出るとしたら、ちょうど12時間学校で働いていたことになります。
以前お話したように、教師は昼に休憩をとれないので、この12時間はすべて勤務したことになります。
一昨日、昨日、今日と三日間かけて、教師の一日の働き方について、説明してきました。
明日からは、このどこがいわゆる【ブラック】と考えられるのかについて、一緒に考えていきたいと思います。
ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。
よろしければ、お話を聞かせてください。
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