おめでとう!夢をかなえて小学校の先生になったハッピー物語61 番外編【教師の仕事はブラックか】

ハッピーは苦節8年で教員採用試験に合格しましたが、ハッピーに限らず多くのみなさんが、「そんなに長い年月をかけずに、早く合格したい」と思っていることでしょう。そこで、教職・採用試験関係に関するみなさんの疑問について考えています。

Q8  この頃、教員は仕事が多くて忙しく、ブラックと言われていますが。そうなのですか?

昨日は、仮想時間割の昼食までお話したと思います。

昨日「何かあったら大変です」と述べたことについて、説明します。

教師が相手にしている『生徒』は、生ものです。

体調が悪くなる場合もあれば、登校時に母親と喧嘩し落ち込んだままで学校生活を送っている場合もあるでしょう。体育時にバレーボールで突き指をすることもあれば、急いで降りてきた階段で友人とぶつかりけがをすることだってあるかもしれません。

もちろん『気を付けて学校生活を送ろう』とは、誰でもが思っていることです。

しかし、チコチャンに言われるまでもなく『ボッーとしてしまう』ことだってあります。

けがや事故を恐れるならば、子どもたちに何もさせなければいいわけですが、もちろんそんなことはできません。

しかし、不幸にして子どもたちがけがをしたり、病気になったりしたら…

ここからが大変です。

とりわけ、病院へいかなければならないような事態となると、途端に関係の教員は忙しくなります。

養護教諭の先生は該当する医院へ連絡して「○○という事情でけがをした生徒がいる。至急みていただきたい」と依頼し、教頭先生はタクシー1台頼み、担任は保護者へ事情の連絡をします。(いつも保護者が在宅している家庭は、現在どれだけあるでしょう。また、勤務先の都合で保護者へすぐに連絡が伝わらないケースもあります)

多くの場合は、けがをした子どもに養護教諭が付き添って病院へでかけますが、治療時間が長くなったり、仕事の都合で保護者が病院への到着が遅くなると、教員はなかなか学校へ戻ってくることができなくなります。

仮に養護教諭が不在の間に、他の生徒がけがをしたら…事態は、さらに複雑になってしまいます。

昼食時にこうしたことが起こったら、そこから先の予定が日程が大幅に違ってくることも、ままあることです。

一人の生徒のけがが、学校生活全体に大きな影響を与えるわけです。

考えてみると、私たちの学校生活は、とても不安定なバランスの上に成り立っているのかもしれません。

明日は、午後の日程について考えてみます。

 

ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。

よろしければ、お話を聞かせてください。

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