(あなたのため)って、誰のため?
昨日の質問について、考えていただけましたか?
あの事例のどこに、問題となることがあったのでしょうか?
私は、(約束)が本当に約束だったのかというところに疑問を感じました。
両親の話では、それまでの子どものゲーム三昧の様子に立腹された両親が子どもに注意し、ゲームをやる時間について(約束)をしたーということでした。
立腹している両親の前で、(ゲームは○○時まで。約束だ。わかったね)と言われたら、あなたならばどうされますか?私ならば、頷かざるを得ないと思います。おそらく、この子どもも逆らうことができず、頷いたと思います。
問題点は、ここにあると思います。
これは、果たして(約束)でしょうか。
もし(約束)ならば、誰の約束でしょうか。
少なくとも子どもは、自分の約束とは思っていないのではないでしょうか。
自分の約束ではないのですから、守ろうとする気持ちがないのも、当たり前ではないでしょうか。
こうした私の考えを説明すると、両親は驚かれましたが、反論はされませんでした。両親には両親の考えがあったかと思いましたが、何とか理解しようとされている姿に、感銘を受けました。
(あのままゲームばかりやっていたら、もっと成績も下がるだろうし……あの子のためと思って言ったのですが)
おそらく、その通りと思います。
しかし、(あの子のため)って、難しいことですね。
せっかくの両親の気持ち、子どもの成長を実現するために、何か改善策はないでしょうか?
改善策を、次回考えましょう。