【ASD傾向は、こだわり強い?】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【発達障害(碍)傾向に目を向けて】⑤
【ASDの概要】
① 正式名称
Autism Spectrum Disorder
自閉症スペクトラム障害 と言います。
② 診断基準
〇複数の状況で、コミュニケーションが苦手である。
複数の状況とは、例えば子どもならば『家庭と学校』『学校と塾』等を考え、大人ならば『家庭と職場』『職場と趣味のスポーツジ
ム』等を考えます。
なぜ、『複数』という指定があるのでしょうか。
それは、ただ『学校』、『職場』だけとすると、その状況での人間関係のまずさが、影響しているかもしれないからです
そうした特別なファクターが影響しているのではなく、当事者自身の問題として、とらえたいからです。
〇行動、興味、または活動の制限された繰り返し
『鉄道の駅の名前を際限なく言えた』『図鑑を一目見て、恐竜の名前や性質を全て言える』といった子ども時代をおくった方は、結
構いらっしゃるかもしれません。
しかし、大人になるにしたがって、やらなければならないことが増えてくると、そうした幼い時代の記憶も薄れていって‥
歴史のページの彼方に埋もれてしまいます。
しかし、中には長じても、そうした記憶の中で生き生きと活動している方もいます。
その度合いが非常に高いと、『ASD』傾向が高いかもしれません。
次回は、その特徴について、事例を参考にして考えてみましょう。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】
を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。