【白か黒かの二択ではなく、グラデーション】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【感情のコントロール】17
今回は、【コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方】を主のテーマとしながら、【感情のコントロール】に焦点を当てています。
その発端として、女子中学生の『友人関係の悩み』に焦点を当ててみました。(詳細は、以前のブログをご覧になってください)
このケースの場合には、『友だち』というものに対しての意識のズレが問題と考えますが、そうした意識のズレが、彼女たちばかりでなく、私たち
自身の生活でも、さまざまなトラブルを起こしているのではないでしょうか?
このようなトラブルの原因となる『意識のズレ』ぱどこから生じているのでしょうか?
そこで、私たちの【ものの考え方】について、取り組むことにしました。
【私たちのものの考え方の流れ】
第一段階 信念(詳細は以前のブログへ)
第ニ段階 思考(詳細は以前のブログへ)
第三段階 感情(詳細は以前のブログへ)
第四段階 生理的反応(詳細は以前のブログへ)
第五段階 行動(詳細は以前のブログへ)
①【攻撃的反応】
②【被攻撃的反応】
③【アサーティブな反応】
【アサーティブなスキル紹介】
その1 アイメッセージ 『上からではなく横から目線』(詳細は、以前のブログ参照)
その2 リフレーミング
以前にもお話しましたが、小学4年生も、大学生も、そしてもちろん我々大人にとっても、人間関係は悩みの種ですよね。
その理由は多々あるかと思いますが、その一つとしては私たちの【複雑性】ではないでしょうか。
例えば、テレビドラマの『水戸黄門』には、貧しいが正直者の庄屋さんや強欲なお代官様が登場します。
庄屋さんはいつも誠実ですが、いつも悩みを抱えて貧しい生活を送っています。
その一方、お代官さまは高い年貢をとりあげ、さらに出入りの商人からわいろを取り上げています。
しかし、庄屋さんはそう見えて、実は腹黒いかもしれません。
また、お代官さまは、家庭では子どもたちにとって良い父親かもしれません。
このように、人間は誰でも「良い人」「悪い人」と簡単に分けられるものではないと考えます。
では、「良い人」と「悪い人」の違いは、どこで決まるのでしょうか。
それは、物事をどちら側から見るかということではないでしょうか。
教員として、スクールカウンセラーとして多くの子どもたちや保護者の方と関わってきて、感じることは「絶対に○○に決まっている」なんていう
ことは、ほとんどないということです。
例えば、「○○くんは落ち着きがない」といった表現を私たちはしますよね。
しかし、『落ち着きがないかあるか』は、どこで決めるのでしょうか。
『落ち着きがある人』と『落ち着きがない人』というように、白黒つけられるのでしょうか。
私は、それは『白か黒か』ではなく、『白から黒へのグラデーション』ではないかと考えます。
ですから、自分の立ち位置によって、自分の見方によって「白か黒か」、「落ち着きがあるかないか」が決まると考えます。
そうならば、今までと異なる味方をすることで、今までとは異なる人間関係が築けていけるのではないでしょうか。
いかがでしょうか?
次回、具体的に練習してみましょう。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いてい
ます。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。