何ができるだろう②苦手な人とのかかわり方編-2
事例1
男子大学生 アルバイトの職場での相談
『僕は、今飲食店でアルバイトしています。今まで、コロナということで営業時間も短くて、お金的には苦しいところもあったけど、の
んびりできるところもあって、良かったです。でも、営業時間が元に戻り、店長から「シフト増やせない?」と尋ねられました。店長は
親切でいい人なので、頑張りたいと思いますが、ちょっとこのところイライラしている気がします。
「えっ、無理です」と軽く言ったバイト仲間が、怒られてしまっていました。
そんな店長にどのように、話せばいいですか?』
さあ、あなたならばどのように話されますか?
このことについて、次の点から考えていきましょう。
1 ストレスについて
2 自分の思いの伝え方
3 まず、相手の話を聴いて
4 アサーティブな関係を目指して
5 アサーティブなスキル
6 話し方について
7 思考ー行動のメカニズム
8 さまざまな可能性
9 役立つ心理学
10まとめ
1 ストレスについて
緊急事態宣言が解除され、飲食店も平常の営業に戻りつつあります。
少しずつ、社会に活気が戻ってくるのでしょうが(戻ってくるといいですね)、だからと言って、人の気持ちがこの変化にすぐに対応す
るとは限りません。
『心のスピードと言葉のスピードは違う』という言葉を聞かれたことがありますか?
例えば、私たちは何か考え事をしていたとします。
次週に予定されている資格試験のことで「合格できるかな?」と心配していたとしましょう。
そのときに、同僚から「ちよっと資料の整理を手伝って」と言われて、「いいよ」と言いながら動き出しても、心はすぐに切り替わるで
しょうか。
心は、その場に取り残されていませんか?
そういった心の特徴を考えると、今度は逆に活発化する社会の変化に対して、ストレスを感じるかもしれませんね。
本当に、私たちの『心』は取り扱いが難しいものです。
さて、そんな『心』を抱えているあなたの、今のストレスは何でしょうか?
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。