ちょっと【アンガーマネジメント】 コミュニケーションカフェからの抜粋2-⑤
コロナ禍の状況で、この頃社会全体に【不寛容】な怒りが満ちているように感じます。
そこで、『ちょっとコミュニケーションカフェから』シリーズの第二弾として、【アンガーマネジメント】について考えています。
全体の流れとしては、『怒りとは何?』➡『どうして怒りに振り回されるの?』➡『怒りを爆発させても辛いし、がまんしても辛い
し‥』➡『怒りにふりまわされないための方法って?』➡『アンガーマネジメント』と考えています。
Ⅰ【怒り】って、どんなイメージがありますか?(以前のブログ①をご覧ください)
Ⅱ【怒り】を我慢すると、どうなるの?
1【自分への攻撃】の場合(以前のブログ②をご覧ください)
2【周囲への攻撃】の場合(以前のブログ③をご覧ください)
Ⅲ【怒り】には、どうすればいいの?
1【思考ー行動のしくみ】について考えよう(以前のブログ④をご覧ください)
【怒り】の対応について考える前に、私たちが物事を『考えるー行動する』といった一連のしくみについて、学びました。
2【怒り】の具体的な現象を【思考ー行動のしくみ】にあてはめて、改善方法考えてみよう。
①信念(思い込み) 不合理な考え方(例えば、クラスの全員から好かれなくてはならない)をしている
➡ 合理的な考え方(全員から好かれるなんて、そんなの無理。好かれなくていい)に変える
②思考(考え) 歪んだ思考(挨拶したのに無視された。嫌われている)をしている
➡ 思考の歪みを直す(あの人は誰にでも愛想が悪い。嫌いということではない)
③感情(思い) 傷つく(気持ちが不安定になり、落ち着かない)
➡ 対処療法(その場を離れてクールダウンなど)
④生理的反応 気持ちだけでなく、体調にも表れてきた(ドキドキしたりおなかも痛くなったり)
➡ 心身の安定を図る(リラクゼーションなど)
⑤行動 不愉快な気持ちをそのまま行動に表す(ドアをバーンとしめる)
➡ アサーティブなものの考え方を日頃から体験する(リフレーミングなど)
⑦結果 人間関係がきまずくなる(周囲から特別扱いされる)
このように【怒り】発生のメカニズム(上段)・【対処法】(下段)を考えてみました。
では、⑦の結果にならないようにするためには、どうすれば良いのでしょうか。
それは、この【怒り】までの一つながりの道筋を、どこかで断ち切れば良いと考えます。
その断ち切り方が、上の流れの下段で表したことです。
このことについては、明日詳しくお話します。
ちなみに、明日(1月31日)は、Onlineコミュニケーションカフェの1月例会を開催し、そこでこの【アンガーマネジメント】につい
て取り組みます。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。