【不登校の子もクラスメイトも】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【不登校に目を向けて】35
昨年から、【不登校】について、みなさんと一緒に考えています。
プロローグ
【不登校】についての知識の一例(以下、今回までの内容については、過去のブログをご覧ください)
本論
1 不登校の考え方の変遷
2 文科省による不登校の定義
3 不登校児童生徒数の推移
4 【不登校】の理由
① 学校生活に起因
② 家庭生活に起因
③ 本人の気質に起因
5 学校生活に起因の具体的なケースについて
①被害者のケア
②加害者の指導
③観衆の指導
④傍観者の指導
6 家庭生活に起因の具体的なケースについて
事例① 嫁姑のちょっとした考えの相違から不登校?
事例② 『韓流』は【不登校】に効く?
7 本人の気質に起因の具体的なケースについて
事例① ASD(自閉症スペクトラム)傾向のAくんのケース
8 発達段階で配慮すべきポイント
【小学校】の段階で必要なこと
【中学校】の段階で必要なこと
【思春期の特徴のおさらい】
9 不登校が児童生徒に及ぼす影響
① 学習の遅れ
② 社会的自立の基礎を身に付けにくい
10 不登校への対応策
①個別の発達援助
②学級集団などの学校環境への介入
③親子関係などの家庭環境への介入
④関係機関との連携
❶『その適応教室は、何を目指しているか』
❷『適応教室の他の不登校の子どもと比べない』
❸『あきらめることなく、長い目で成長を見守りましょう』
10 不登校に対応する際の『大切にしたいこと』①
① 不登校はいつでも、誰にでも起こる。
② 100人の不登校の子どももがいれば、100とおりの理由・原因がある。
③ 不登校の原因・理由を考えることは大切だが、今後その子をどのように支えるかがもっと大切。
④ 保護者だけで支えることには限界がある。周囲にあるリソースを使いこなそう。
お子さんが不登校になった時に、保護者のみなさんはどんなことを思われましたか?
おそらく「どうして、うちの子が?」「私の育て方がいけなかったの?」「ご近所の子たちも、親戚の子たちもみんな学校へ行っているのに…」と、
落ち込まれたのではないでしょうか?
一人で、悩まないでください。
もちろん、今の時代ネットで探されることも一つかとは思いますが、その後の学校との連携を考えると、学校に支援の窓口となってもらうことをお薦
めします。
(以上の内容の詳細については、以前のブログをご覧ください)
⑤ 学校は、担任の先生にはこんな状況での悩みもあります。
保護者のみなさんの立場で考えると、「担任の先生には不登校であるうちの子にもっと注意を払ってほしい」と思われることでしょう。
それは、とてももっともなことと思います。
しかし、不登校の子どもに、ついて学校ではクラスでは、こんなことも起こっているのです。
『学期末となり、不登校のAくんの学級ではお楽しみ会の計画で盛り上がっています。そんな時、Aくんのお母さんから「うちの子がお楽しみ会に参
加したいと言っている」との連絡が、担任の先生に入りました。もちろん、担任の先生は大賛成ですし、Aくんと仲が良いメンバーも喜んででいま
す。しかし、クラスの中には「こういう楽しい時だけ来て…」と複雑な思いを口に出す子もいます。彼らは。先月の合唱コンクールのときに、Aくん
がお母さんと一緒に保護者席で見学していたことを面白くないと思っているようです。何となく気まずい雰囲気がクラスにあります。』
いかが思われますか?
こうしたことは、中学後半から高校になると、表面化してこなくなります。
しかし、子どもたちが小さな時には、こうした思いを抱く子がいる場合がよく見られます。
では、不登校の子どもにとってもクラスの他の子にとっても、望ましい解決策はどんなものでしょうか。
それについて、考えていきましょう。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いていま
す。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。